外資の対日M&A(
OUT-IN)のうち、投資ファンドによる案件は1-11月期182件と、前年同期の150件から21.3%増加した。2007年に記録した173件を上回り、年間最多を更新した。金額合計は2兆9679億円と、これまでの最高である2017年の2兆9835億円に迫る。件数はOUT-IN全体の6割、金額は約8割に上る。上場企業に対しては、事業や子会社を切り出す「
カーブアウト」の受け皿に加え、
株主アクティビズムの動きが活発だ。未上場企業に対しては、ベンチャー投資・支援から事業承継による再成長支援にまで広がりを見せる。今後、対日投資拡大の呼び水となるか注目される。
2022年11月の動き