[ポストM&A戦略]
2015年10月号 252号
(2015/09/15)
買収先CEOのリテンションは、買収直後のリスク回避などを理由に、特にクロスボーダーM&Aにおいて広く採用されている手法である。
オファーを適切に行えばリテンションにはまず大きな問題は出ないだろう、と思われるケースもあるが、リテインしたくてもリテインすることが明らかに困難と思われる場合もある。後者の場合、CEOをどのようにリテインするかに知恵を絞る一方で、改めて原点に戻り、果たしてリテインせずに済ませる道が本当にないのか、確認することにも大いに意義がある。とてもシンプルで、コストのかからない結論に至ることができる場合もあるからである。
これまで、買収後にCEOの問題が明らかになり、交代するケース(本連載第34回「買収先のCEOの交代」(上))や、CEOが買い手にフィットしないことを買収時に積極的に判断して交代するケース(第35回同(下))を解説しているが、今回、その続編として新たな視点を紹介する。
*Cコース会員の方は、最新号から過去3号分の記事をご覧いただけます
マールオンライン会員の方はログインして下さい。ご登録がまだの方は会員登録して下さい。
[【バリュエーション】Q&Aで理解する バリュエーションの本質(デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社)]
――4月1日「オリックス・クレジット」から「ドコモ・ファイナンス」に社名変更
[Webインタビュー]