[M&Aスクランブル]

(2011/10/31)

[WEBコラム潜望鏡]日本のM&Aに陰を落とすオリンパス疑惑

編集委員 川端久雄
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巨額の金が一度に動くM&Aを巡って、スキャンダルは避けられません。米国で過去に幾つもの事件があり、日本でもライブドア事件、村上ファンド事件などがありました。

今回、疑惑が取りざたされているオリンパスは、これまでと違い、日本のエクセレントカンパニーの1つです。最近まで売上高は1兆円以上あり、医療用内視鏡では世界有数の企業です。グローバル企業を目指し、4年前に英医療機器メーカー、ジャイラスを買収し、今年4月、別の海外子会社から英国人を本社の社長に抜擢しました。しかし、この社長からジャイラス買収など過去のM&A取引を巡る疑惑を追及され、半年で解任したのです。ところが、逆に反撃に遭い、疑惑を否定していたオリンパスも第三者委員会の設置や同社の実力者、菊川剛会長兼社長が辞任に追い込まれました。

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