[M&Aスクランブル]

(2013/06/26)

ベンチャー企業の出資受け入れにみる「M&Aの基本」

  • A,B,C,EXコース

 2013年6月号のマールインタビューに、東証マザーズ上場でミドリムシ培養をベースに事業を展開しているユーグレナの出雲社長にご登場頂いている。これによると同社が苦しい時期に、成毛 元マイクロソフト日本法人社長や伊藤忠商事の支援を受けたという。伊藤忠商事から出資を受けたことでユーグレナは危機から救われ、以後、新日本石油や日立プラントテクノロジーなどからも出資を受けることができたとのことである。

 レコフM&Aデータベースでベンチャー企業と言われていた会社のM&Aをみていくと、大手企業から出資を受けたケースが少なくない。

 ネット広告大手のオプトは、2005年に電通を引受先とする第三者割当増資を実施して資本・業務提携を締結し、2007年には提携を強化した。電通との連携による市場開拓などが功を奏し、2004年12月期に95億円であった売上高は2012年12月期には789億円にまで増加した。他方でオプト自身もM&Aの買い手となって、日本企業だけではなくアジアや米国企業へのIN-OUTを手掛けてきた。

 

この記事は、Aコース会員、Bコース会員、Cコース会員、EXコース会員限定です

*Cコース会員の方は、最新号から過去3号分の記事をご覧いただけます

マールオンライン会員の方はログインして下さい。ご登録がまだの方は会員登録して下さい。

バックナンバー

おすすめ記事

アクセスランキング