[M&Aスクランブル]

(2016/02/10)

高まるソニーへの期待

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 東芝やシャープとは対照的に、ソニーの業績が回復してきた。2015年3月期の当期純損益は1,260億円の赤字であったが2016年3月期は1,400億円の黒字に転換する見込みである。

 同社は2012年、事業ポートフォリオの見直しなどを含む自社の改革方針を発表。2014年には「VAIO(バイオ)ブランド」で運営するパソコン事業を国内投資ファンドの日本産業パートナーズに売却、そしてテレビ事業もソニービジュアルプロダクツに移管・分社化した。2015年には有機ELディスプレイパネル事業の研究開発機能を産業革新機構、ジャパンディスプレイ、ソニー、パナソニックの合弁によって設立されたJOLED(ジェイオーレッド)(文末※1)に移管し、また、物流子会社のソニーサプライチェーンソリューションを三井倉庫ホールディングスに売却している。並行して年間の本社費用を30%、販売会社費用を20%削減した。

 業績回復の兆しは・・・

 

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