[M&Aスクランブル]

(2018/04/12)

ブラックロックからの書簡をM&Aの視点から考える

~求められる日本的経営の再定義

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  米資産運用会社ブラックロックが、投資先である日本企業約450社に対して書簡を送ったことに関連する記事が各紙で報道されているが、2月28日付読売新聞では、「『企業の社会的役割』を明確にするように求める書簡を送った。企業の成長には利益の追求だけでなく、社会への貢献が必要とし、こうした観点から投資先を選ぶ姿勢を示した」とそのポイントを紹介している。

  ブラックロックは世界最大級の資産運用会社で、世界の主な機関投資家(年金、保険、SWFなど)から任された運用資産残高は6兆ドルを超えるという。日本のGDPを上回る規模で、日本株保有額も約30兆円とGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)に迫るとのこと。ウォール街では『全能の神』との異名を持つ。世界有数のインベストメント・バンクでさえ、トレーディング業務の超大手顧客には頭が上がらないということらしい。

  そうした大きな影響力をもつ資産運用会社の会長兼最高経営責任者(CEO)ラリー・フィンク氏は世界の投資先有力企業のCEO宛に毎年書簡を送ってきているが(今年は約1200社)、今年は「業績向上と社会貢献」を両立させるべきと明言した点が特徴とされる。今までの書簡でも…

 

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