未上場グロース企業を対象とした投資ファンドの運営会社「GLIN Impact Capital」(以下GLIN)は5月21日、SHIFTの小島秀毅氏(SHIFTグロース・キャピタル 代表取締役/SHIFT USA Inc. 取締役CEO:写真)をグロース戦略エグゼクティブアドバイザーとして招聘したと発表した。

GLINは、2021年2月に1号ファンド「GLIN Impact Capital有限事業責任組合」を設立している。1号ファンドからは現在10社に出資を行い、Gross IRR27%(未実現益ベース)という、同様のビンテージファンドと比較して高パフォーマンスを出し、現在、300億円規模の2号ファンドの調達を開始している。
GLINの中村将人代表パートナーは、「小島氏とGLINのパートナー陣はそれぞれの前職である三菱商事時代および留学時代を通じて、連携や意見交換を重ねて参りました。SHIFTの圧倒的な成長の一翼を担っている小島氏のグロース領域企業への成長支援・仕組化の深い造詣に感銘を受け、アドバイザー就任をご依頼いたしました。今後GLINの投資先支援戦略・バリューアップの仕組み構築においてご一緒させて頂き、共にインパクトユニコーンを創出していくことを大変楽しみにしております」とコメントしている。
GLIN Impact Capital
https://glinimpact.com/
■小島 秀毅(こじま・ひでたか)
東京外国語大学外国語学部卒業、一橋大学大学院商学研究科経営学修士課程(MBA)修了、ハーバード・ビジネス・スクールPLD修了(PLDA)、米国公認会計士。大和証券、GCA(現・フーリハン・ローキー)を経て、2011年に三菱商事にてライフサイエンス本部立ち上げと合わせて同社に入社。国内外のM&A/PMIを推進しグループのコア事業に育てる。また、米国企業買収に伴い現地本社でもCEO補佐として北米のM&A/PMI戦略の立案と実行に携わる。2020年からSHIFTにてM&A/PMIを一貫して行える体制を組成し責任者を務める。2022年3月にSHIFTグロース・キャピタルを立ち上げ取締役として参画、2024年11月に代表取締役に就任してM&Aをリード。2025年2月にSHIFT USAを設立し、取締役CEOに就任、海外戦略も統括する。近年はスタートアップの顧問やエンジェル投資家として日本のスタートアップエコシステムの構築にも取り組む。
著書:『クロスボーダーM&Aの契約実務』(共著、中央経済社)