[視点]

2011年7月号 201号

(2011/06/15)

企業価値評価とM&A:ファイナンス理論の貢献とFCFの予測期間

神戸大学大学院経営学研究科 教授 砂川 伸幸
  • A,B,EXコース

1.企業価値評価と現代ファイナンス理論

現代ファイナンス理論は、現在と将来の交換法則を研究してきた。投資家と企業の関係でいうと、投資家は企業が生み出す“将来”のキャッシュフローを見込んで“いま”資本を投下する。企業は“将来”のリターンをあげるために“いま”資金を調達する。この経済行為がスムーズに行われるためには、将来キャッシュフローの現在価値(Present Value:PV)についての合意が必要になる。合意形成に多大な貢献をしているのが、現代ファイナンス理論の研究成果である。

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