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2010年10月号 192号
(2010/09/15)
10年で79件。金額総額は1兆5000億円超
上場企業の経営陣がMBO(マネジメントバイアウト)によって上場を廃止する「非上場化」案件は、2001年に初めて登場し、2010年8月までの約10年で合計79件となった。1-8月期は7件あった。前年同期の11件から3件減少しているものの、2006年から本格化している非上場化による市場からの退場の流れは、景気低迷が続くなか、ますます鮮明になっている。金額総額は1兆5000億円を超えた。うち、投資会社と組んだ案件は1兆3000億円超にのぼる。1件あたりの金額規模は50億円以上500億円未満が主流で、TOBの手法による。非上場化の際のTOBのプレミアム率の水準は、TOB全体と比較して高い。経済産業省がMBOに関する指針を出して丸3年。事例の蓄積とともに、手続きの適正化が進展している。
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