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2011年7月号 201号
(2011/06/15)
5月は31件で過去最高。震災を契機に活発化へ
日本企業が買い手、売り手いずれかの当事者となるアジア地域のクロスボーダーM&Aは、1-5月期110件と、前年同期の88件から25.0%の増加となった。M&A総件数の16.1%を占める。特に5月は31件と、集計以来月間件数で過去最高を記録した。東日本大震災の影響でIN-INを中心に中断や様子見が広がるなか、日本企業による対アジア投資(IN-OUT)が87件と、前年同期比31件も増加したためだ。他方、アジア各国による対日投資(OUT-IN)は23件と、前年同期比9件減少したものの、韓国の消費者金融大手が日本市場に本格参入するなど新たな動きもでている。今年に入って、キリンホールディングスとNECがそれぞれ中国企業との事業統合を発表した。震災を契機に、日本とアジア企業間の連携強化の動きがますます活発化しそうだ。
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