[編集部から]

2016年1月号 255号

(2015/12/15)

次号予告と編集後記(2016年1月号)

次号予告

2016年2月特大号
特集:「2016年の日本経済とM&A動向
/■2015年M&A全データ 一挙掲載■
         
2016年1月19日発売予定

※内容は変更されることがあります。タイトルは仮題です。

編集後記


■本誌11月号でご紹介した通り、第9回M&Aフォーラム賞受賞作が決定し表彰式が開かれました(https://www.marr.jp/marr/marr201511/entry/5635)。今回のM&Aフォーラム賞正賞「RECOF賞」は、松本 茂氏(同志社大学大学院 准教授)の「海外企業買収 失敗の本質 戦略的アプローチ」でした。M&A成功のためには、トップの長期にわたるコミットメントと事業領域の修正を躊躇しない決断が大事だということを実証研究などから炙り出しています。第1回~第8回の正賞受賞作品の表題を並べてみると、「M&Aと株価」、「日本のM&A 企業統治・組織効率・企業価値へのインパクト」、「M&A国富論」、「暖簾の会計」、「企業価値向上の事業投資戦略」、「ステークホルダー 小説 事業再生への途」、「友好的買収の場面における取締役に対する規律」、「スポンサー企業のケイパビリティと企業再生M&Aの成果」と多彩です。また、正賞に次ぐ奨励賞にも素晴らしい著書・論文が揃っています。受賞作の一覧(http://www.maforum.jp/thesis/thesis_idx.html )を眺めてみるだけでもM&Aが定着したこの10年の変遷を感じることができると思います。(朱鷺)

■2015年の流行語大賞に「爆買い」が選ばれました。会社周辺でもドラッグストアで大量の買い物をする中国人観光客をよく見かけ、インバウンド需要の増大を実感しました。一方で日本人の消費意欲は、増税前の駆け込み需要はあったものの、食料品をはじめ生活に身近なさまざまなものが値上がり、消費意欲が全体的に高まっているようにはあまり実感できません。いつまでもインバウンド需要に頼ってばかりもいられません。2017年にはさらに消費税が上がります。日本の景気がよくなり、それを表す言葉が2016年の流行語大賞に選ばれるような、そんな一年になればと思います。(礼)

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