[Webインタビュー]
(2011/08/17)
「アジアの時代」の企業戦略
香港証券取引所上場の戦略的狙い
――4月14日、SBIホールディングス(以下SBIHD)は香港証券取引所のメーンボード市場に、日本に本社を置く企業としては初めて上場を果たしました。さらに、香港の大手金融グループで、やはり香港証券取引所に上場するKingston Financial Group Limtedとの間で主に香港および中国本土での金融ビジネスに関する戦略的提携を行うことで基本合意し、キングストン社の第三者割当増資を当社子会社の株式会社SBI証券と共同で引き受けています。今回の香港上場とキングストン社との戦略的提携の狙いについて聞かせてください。
「まず、なぜ香港証券取引所への上場を考えたのかということですが、中国においては様々な規制・統制、即ち短期資本移動を規制していること、金利の自由化がされていないこと、為替をコントロールしていること、また色々なインフォメーションについてセンサーシップを加えていること等々があって、当分上海は国際金融センターにはなり得ないと見ています。このため、中国政府は元の国際化を図るためにも香港市場を活用して行こうと考えており、香港市場で元建て債券を発行したり、あるいは香港市場で中国企業が積極的に資金調達をするというような動きがあります。この傾向は今後ますます強くなって行くと思います。事実、香港市場・・・
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