[M&Aスクランブル]
(2014/05/07)
OUT-INでは対電機業界の構成比が上昇
OUT-INにおける当事者2(売り手側)の業種別構成比の推移をみると、最近は電機の構成比が上昇している(図表1)。新興国企業との競争激化などに伴って日本の大手電機・電子部品メーカーは事業構造改革を余儀なくされている。外国メーカーはこうした動きを好機ととらえて日本企業の子会社や事業をM&Aの対象としており、これによって当事者2における電機の構成比が上昇しているのである。
OUT-INは日本企業の国内子会社や海外子会社を対象とするものなどに分類されるが、電機業界のOUT-INでは、国内子会社等をM&Aの対象としているケースが少なくない(図表2)。こうしたものの中から、NECとのパソコン事業の統合で注目を集めたレノボ・グループ(中国)と、ジェイデバイスへの資本参加等を通じてグローバル化を推進するアムコアテクノロジー(米国)について、対日M&Aを中心にM&A動向をまとめてみた。
(図表1)OUT-IN件数の当事者2(売り手側)業種別構成比
(図表2)電機業界のOUT-IN
*Cコース会員の方は、最新号から過去3号分の記事をご覧いただけます
マールオンライン会員の方はログインして下さい。ご登録がまだの方は会員登録して下さい。
――4月1日「オリックス・クレジット」から「ドコモ・ファイナンス」に社名変更
[Webインタビュー]
[【バリュエーション】Q&Aで理解する バリュエーションの本質(デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社)]
[Webマール]