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[マールレポート ~企業ケーススタディ~]

2017年3月号 269号

(2017/02/15)

【九州ジージーシー】カーライルと組んで海外市場開拓を狙うもやし生産大手

西日本のもやし市場でシェアNo.1

右から水本 勝清氏(九州ジージーシー 代表取締役社長)、渡辺 雄介氏(カーライル・ジャパン・エルエルシー ディレクター)  もやし生産の大手メーカーである九州ジージーシー(以下GGC)は、2016年3月、海外市場への進出を実行するための経営基盤の強化などを狙って米大手投資ファンドのカーライル・グループと戦略的業務資本提携を行った。

  GGCは、1990年に佐藤隆氏が設立。大分県竹田市に本社を構え、日本名水百選に数えられる品質の高い水と優れた製造技術、それに加えて地元に深く根差したサプライチェーンを武器に西日本のもやし市場でシェアNo.1を獲得している。実際、同社のメインブランドである「名水美人」は日本一のシェアを誇り、食感と日持ちの点で消費者から高い評価を受けている。

  同社の創業理念は“グローバル・グリーン・コーポレーション”。もやしを中心とする高品質かつ安全な工場生産野菜を世界の食卓に届けるというもの。GGCの社名はその理念を表している。

  大分工場の他、日田工場、岡山工場を持ち、16年6月期の売上高は78億円となっている。

【沿革】

  GGCの水本勝清社長は、1973年4月加商(現・豊田通商)入社。GGC向けのもやしの原料である緑豆の納入を担当。93年8月独立してGGCの専属コンサルタントとなり、96年4月GGCに入社。常務取締役を経て、2000年7月佐藤社長の死去に伴って代表取締役に就任した。

  GGCと業務資本提携を結んだカーライル・グループは、グローバルに展開するオルタナティブ(代替)投資会社。16年9月30日現在、125のファンドおよび177のファンド・オブ・ファンズを運営し、その運用額は総額で1690億ドルにのぼる。アフリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、中東、北米、南米において、「コーポレート・プライベート・エクイティ」「リアルアセット」「グローバル・マーケット・ストラテジー」「インベストメント・ソリューション」の4つの分野で投資活動を展開しており、現在世界6大陸の35のオフィスに1625人以上の社員を抱えている。またカーライルは、グローバルに展開するオルタナティブ投資会社の中で唯一、日本に特化した円建てのバイアウト・ファンドを運用しており、2000年に活動を開始して以来、これまでにこのバイアウト・ファンドにより日本国内で23件の投資を実行。さらに、15年9月、日本のバイアウト投資向け第3号ファンドとなる「カーライル・ジャパン・パートナーズⅢ」を1195億円(約10億ドル)規模で募集を完了した。日本ではキトー(ホイストクレーン製造)、クオリカプス(医療用カプセル製造)、ツバキ・ナカシマ(ボールベアリング向け鋼球製造)、ソラスト(医療事務受託、介護事業)、「ベビースターラーメン」のおやつカンパニーなど、幅広い業界にわたり、独自の技術、強固な顧客基盤、ブランド力などの強みを有する日本企業へ投資し、経営体制強化、グローバル事業展開の推進、M&Aの積極実行などを支援した実績を持っている。

  GGCの水本社長とカーライル・ジャパンの渡辺雄介ディレクターに、業務資本提携の狙いを聞いた。

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