KPMGではディールアドバイザリーの現地メンバーが、アセアンM&A市場で生じている事象や各業界の動向、さらには各国主要案件情報などをとりまとめた「ASEAN M&Aのトレンド」を定期的に公表している。この度、2021年についてのレポートが公表された。 同レポートによると、2021年のアセアンM&A市場は、コロナ禍で低調であった2020年から大きく回復し、コロナ禍前の域内M&Aの規模をも上回る結果となった。背景には、各国政府が進める金融緩和・経済刺激策が追い風となり、PEファンドや企業による買収・売却・SPACの活用が進んだことや事業ポートフォリオの再編等がある。