[M&Aトピックス]

(2022/03/24)

蕪木学氏がカーライル・ジャパンのマネージング・ディレクターに就任


 カーライル・ジャパンのアドバイザリーチームのマネージング・ディレクターに3月16日、蕪木学氏が就任した。蕪木氏は不動産、建設、自動車、テクノロジー、インフラ、エネルギー、消費財など広範な領域において、日本で26年以上にわたりアドバイザリーや投資活動に携わってきた。グロース案件にも幅広く従事した経験をもつ。カーライル・ジャパンによれば、同社が不動産、インフラ、エネルギー領域並びにグロース案件に対する投資活動を活発化させるなかで組織体制を強化するのが目的という。

 米カーライル・グループは、グローバルに展開する投資会社で「グローバル・プライベート・エクイティ」「グローバル・クレジット」「インベストメント・ソリューションズ」の3つの分野で投資活動を展開している。2021年12月末時点の運用資産は総額で3010億ドル。現在、世界5大陸の26拠点に約1850名の社員を擁している。カーライルは、日本に特化した円建てのバイアウト・ファンド、「カーライル・ジャパン・パートナーズ」を運用しており、これまでに国内で31件の投資を実⾏している。

■略歴
蕪木 学(かぶらき・まなぶ)氏

1996年日本興業銀行入行。みずほ証券に入社。M&Aアドバイザリー部門で自動車、自動車部品、電子機器、機械分野を担当した。その後、10年間にわたりゴールドマン・サックスに勤務し、不動産投資銀行部門の責任者および消費財部門の責任者など、複数の上級管理職を歴任した。この間、テクノロジー・メディア・通信(TMT)、消費財、工業、天然資源、金融、不動産などの分野において、M&Aアドバイザリーやエクイティ・債務ファイナンス業務に従事した。その後、ローン・スター・ジャパン・アクイジッションズにて、不動産、サービス業などの分野で、上場企業の非公開化、非上場企業への投資、REITや日本大手企業のノンコア資産取得案件などに従事し、マネージング・ディレクターを務めた。東京大学工学部を卒業。ロチェスター大学のサイモンビジネススクールにてMBAを取得。

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