[M&Aトピックス]

(2025/09/01)

「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」ファウンディングメンバーの佐々木陽介氏がSHIFTグロース・キャピタルの顧問に就任

 SHIFTのM&A/PMI戦略を担う機能子会社であるSHIFTグロース・キャピタル(以下「SGC」)は9月1日、ソフトバンク・ビジョン・ファンドのファウンディングメンバーで、国内外のスタートアップやファンドへのアドバイザリー業務を提供するソレイユパートナーズ代表取締役の佐々木陽介氏(写真)を顧問に招聘したと発表した。

 SHIFTグループは2005年9月、丹下大氏により設立された。ソフトウェアの「品質保証」を起点に、顧客の“売れるサービス作り”全体をサポートしている。2014年に東京証券取引所マザーズ市場に上場、その後、2019年に第一部への上場市場変更を行い、2022年4月にはプライム市場へ移行した。

 SHIFTの成長戦略の中で重要な柱の1つがM&A。2023年には上場企業で最多となる10件のM&A案件を実行した。SGCはSHIFTグループのM&A/PMI戦略を加速させる目的で2022年3月に設立されたが、M&A案件を実行する際の中核的な役割を果たしている。

 SGC代表取締役の小島秀毅氏は、「今回、グローバルな資金調達・アライアンス形成などの豊富な知見を有する佐々木氏を顧問に迎えることで、これまで以上にSHIFTグループのM&A/PMI戦略を加速・高度化させ、事業成長を強力に推進するとともに、引き続きIT業界の慢性的な人材不足や多重下請け構造などの社会課題の解決も目指しながら、日本社会への価値貢献を拡大していく」とコメントした。

 また、佐々木氏は「このたび、SHIFTグロース・キャピタルの顧問として参画できることを大変光栄に思う。これまで国内外で携わってきた投資やアライアンスの経験を活かし、SHIFTグループの成長戦略の推進に微力ながら貢献したい。

 もともと、数年前に丹下氏とお会いした際に、『IT人材不足の解消や多重下請け構造の是正、日本におけるエンジニアの待遇改善』といったIT業界全体への貢献についてのお話を伺い、強く共感した。そうしたビジョンの実現に少しでもお役に立てることを嬉しく思う。SHIFTグループの皆さまとともに、多様な企業との出会いを創出しながら、持続的な成長を支える役割を果たしたい」とコメントしている。

SHIFTグロース・キャピタル
https://www.shift-gc.jp/company/

■佐々木 陽介(ささき・ようすけ)
大学卒業後、1999年に東京三菱銀行(現三菱UFJ銀行)入行。2003年にソフトバンク(現ソフトバンクグループ)に入社し、財務部で買収ファイナンス、M&A案件などに従事。2017年より「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の設立にファウンディングメンバーとして携わる。ソフトバンク・ビジョン・ファンドのロンドンオフィスでマネージングパートナーとして勤務するかたわら、東京オフィスの共同代表も兼務。2025年7月に独立し、自身のVCファンドを設立。また国内外のスタートアップやファンドへのアドバイザリーを提供するソレイユパートナーズを立ち上げ代表取締役に就任。アーリーステージにフォーカスしたAI特化型ベンチャーキャピタル、Deepcoreのアドバイザー兼投資委員会メンバーや、本田圭佑氏の率いるファンドX&KSKのアドバイザーも務める。

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