[地方のM&A~中小企業の事業承継・事業再生と地域金融機関の対応~]

2017年3月号 269号

(2017/02/15)

2017年1月の全国・地域別M&A状況

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1. 2017年1月は「近畿」、「九州・沖縄」で前年同月比増加

  47都道府県に本社を置く日本企業が2017年1月に実施(発表)したM&A件数(地方別M&A件数)を全国6ブロック別にまとめ、それぞれ買い手(当事者1)、売り手(当事者2)別に集計し、前年同月と比較してみると、「近畿」で買い手が23件から28件、売り手が18件から22件に増加、「九州・沖縄」で買い手が8件から11件、売り手が8件から13件に増加と、買い手・売り手ともに増加した。また、「北陸・中部」で買い手が7件から5件に減少、売り手が7件から8件に増加した。そのほか、「北海道・東北」では、買い手が6件から2件、売り手が9件から6件に減少、「関東・甲信越」では買い手が103件から92件、売り手が78件から64件に減少、「中国・四国」では買い手が7件から6件、売り手で9件から6件に減少と、買い手・売り手ともに減少した。

  1月の地方別M&A件数全体では、買い手が144件、売り手が119件でそれぞれ前年同期比6.5%減、8.0%減と、2017年の出足は買い手、売り手ともに低調だった。

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