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[ポストM&A戦略]

2012年12月号 218号

(2012/11/15)

第48回 組織・人事のスタンド・アロン・イシュー(上)

 竹田 年朗(マーサー ジャパングローバルM&Aコンサルティング プリンシパル)

   M&Aで手に入れたいものは、対象企業の全体なのか、それとも特定の事業なのかという点については、慎重に考える必要がある。前者は、株式の買収により企業全体を買収するストックディールとなり、後者は特定の事業だけを切り出して買収するアセットディールとなる。
   アセットディールにおいては、企業の一部を切り出して買収したため、買収対象がそのままでは企業として成り立たないので、企業として成り立つように必要なものを付け加えるか、あるいはすでに成り立っている企業の中に入れてしまう、といったことを限られた時間の中で完了する難しさがある。組織・人事の観点から具体的には、対象事業に従事する社員の転籍や、その社員に適用される人事サービスや健康保険などの福利厚生(ベネフィット)の分離・新設・統合などの膨大なタスクが発生する。これが、組織・人事分野におけるスタンド・アロン・イシュー(Stand Alone Issues)である。
   また、アセットディール以外でも、スタンド・アロン・イシューが発生する場合もある。それは、グループ企業から子会社を買収する場合で、かつその子会社が、親会社やグループの年金や健康保険などに加入しているケースである。
   組織・人事のスタンド・アロン・イシューは、その対処に多大な工数を要することが多く、その存在を予見し、適切に準備していないと大きな問題となる。今後、事業再編の進展に伴って増加するとも思われるので、今回から2回にわたって解説を行いたい。

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