[マールインタビュー]
2006年10月号 144号
(2006/09/15)
波乱の二〇〇一年
――西洋フードシステムズは東証一部の会社でした。どうして外資の傘下に入ったのですか。
「私は二〇〇一年六月にこの会社の社長に就任したのですが、資本の再構築が喫緊の課題でした。当時、西武百貨店が筆頭株主で、事実上の親会社です。そこが、グループの債務処理問題などで、主力取引銀行から抜本的な経営方針の転換を迫られている状況でした。当社も、もしかしたら銀行主導でどこかに売られるとか、悪くすると経営破綻に至るかも知れない。この危機を乗り切るには、西武百貨店を中核とするセゾングループとの関係を一日も早く見直して、信用力を補完してくれる新たなスポンサーを見つける必要があると考えたのです。会社をつぶさないのが社長の一番の仕事ですから」
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