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2010年10月号 192号

(2010/09/15)

中国企業の対日M&A動向

  • A,B,EXコース

中国企業の対日M&A件数は1-7月期22件と、前年同期の13件から9件、59.0%の増加となった。このまま推移すれば、2010年は、過去最高だった2009年1年間の26件を上回り、40件に到達する可能性もある。中国は、その経済力や成長性を背景に、資源関連を中心に世界でM&Aを活発化させており、大型案件も数多く見受けられる。しかし、対日M&Aについていえば、その規模は小さく、相対的に少数である。とはいえ、近年は着実に件数を伸ばし、注目すべき案件も増えてきた。本稿では、これまでの中国企業の対日M&Aの動きと最近の動向についてデータをもとに分析し、今後の動向について考察する。
なお、「マール」では、中国企業を中国本土に本社(拠点の場合を含む)を置く「中国(本土)企業」と香港に本社を置く「香港企業」に分類している。香港企業は、1997年の中国返還後から集計している。 
 

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