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2011年8月号 202号
(2011/07/15)
1-6月期、16.6%増。国内外で本格化へ
食品業界のM&Aは、1-6月期35件と、キリンとサントリーの統合交渉破談の影響などを受けて停滞した前年同期と比べ5件、16.6%の増加となった。M&A総件数に占める割合は4.3%と、前年1年間の4.0%から上昇している。海外強化の動きは引き続き堅調で、中でもキリンは、独自にアジアでの展開を強化、拡大している。
単独での展開が困難な企業は、同業やネットワーク、国際的な人材を保有する商社と組み、共同展開する動きも増えてきた。国内では、ファンドの売却によりサッポロホールディングスがポッカコーポレーションを傘下に収めるなど、ファンドが業界再編を後押しする動きも見られる。アサヒビールは持株会社制に移行し、グループ経営を強化する。グローバル展開強化に向け、国内外で再編の動きが本格化しそうだ。
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