[マールレポート ~企業ケーススタディ~]

2011年8月号 202号

(2011/07/15)

アステラス製薬  独自の成長戦略実現を図り米国OSI社の非友好的買収を断行

  • A,B,EXコース

OSI社買収の担当部が明かした戦略的狙いと買収プロセスにおける留意点

アステラス製薬(以下アステラス)は、2005年4月1日に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併して発足した。旧・山之内製薬が開発した泌尿器領域の排尿障害改善剤ハルナールや旧・藤沢薬品が開発した免疫抑制剤プログラフなど世界市場で通用するブロックバスターと呼ばれるヒット商品を持つ。11年3月期の連結売上高は9539億円で、武田薬品工業(1兆4193億円)、第一三共(9673億円)、エーザイ(7689億円)とともに国内製薬メーカー大手4社の一角を占める存在である。

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