[マーケットを読む ~今月のM&A状況~]
2011年11月号 205号
(2011/10/14)
9月のM&A市場では、産業革新機構(INCJ、東京)が東芝、日立製作所、ソニーの各子会社などの中小型液晶パネル事業統合会社に2000億円出資すると発表
した。INCJにとって過去最大の案件となる。MBOによる非上場化が3件発表され1-9月の件数は15件となり、過去最高だった2008年の年間17件を超える可能性も出てきた。2月に発表された新日本製鉄と住友金属工業との合併協議では、経営統合に関する基本契約が締結された。存続会社は新日鉄、合併比率は1:0.735、金額は7196億円で、1‐9月の国内企業同士のM&A金額でトップとなった。クロスボーダーM&Aでは医薬品業界の動きが目立った。参天製薬が仏医薬品を買収するほか、後発医薬品の世界最大手、テバファーマは、興和(名古屋市)との合弁会社を買収し、日本でも最大手となる。
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