[寄稿]
2012年1月号 207号
(2011/12/15)
法制審議会会社法制部会では、現在、中間試案の取りまとめに向けた作業が進められている。その中で提案されている新しい制度の一つが、監査・監督委員会制度である。これは、業務執行を行う取締役に対して、取締役会、そして監査・監督委員会を通じてモニタリングを行う制度である。当該制度は、監査役を置かない点、三委員会の設置強制がない点、そして執行役を置かない点で、従前の監査役(会)設置会社と委員会設置会社の中間的な制度に見える。ただ、制度を導入するのであれば、執行と監督の完全な分離を行わなくとも、効率的な経営の監督が図れることを積極的に理由づけていくことが必要である。
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