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2012年2月特大号 208号
(2012/01/17)
前年比2.1%増。北米回復も欧州停滞
日本企業のクロスボーダーM&Aのうち、OUT-IN(外国企業の対日M&A)は、2011年1-12月期145件と、前年の142件から3件、2.1%増加した。アジア企業は2.9%減でほぼ横ばい、北米企業は25.7%増と回復基調の一方で、欧州企業が19.4%減と停滞した。金額は9586億円と前年比2.2倍の大幅増加となった。米ウエスタン・デジタル(WD)による日立製作所のHDD事業買収(3542億円)など米国からの投資が金額を押し上げたほか、アジアなど新興国企業による対日投資が一部で大型化した。政府は12月、外国企業の直接投資を促す「アジア拠点化・対日投資促進プログラム」をまとめた。日本企業が成長機会を求め、海外M&Aを活発化させるなかで、国内経済の活性化に向けた対日投資促進の対応が急がれる。
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――4月1日「オリックス・クレジット」から「ドコモ・ファイナンス」に社名変更
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