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2012年4月号 210号
(2012/03/15)
成長市場取り込みへ、金額規模が大型化
日本企業の海外M&A(IN-OUT)のうち、保険会社によるM&Aは1-2月期2件と、前年同期と同件数であるが、2件の金額合計は979億円で、前年同期の77億円から約12倍と、1件あたりの金額規模が大型化している。2件はいずれも生保で、対アジア、対欧州がそれぞれ1件ずつあった。国内市場の構造的な縮小を背景に、新興国など成長市場の取り込みと保険リスク分散のため、各社とも海外展開の拡大を急いでいる。他方、金融危機を受けて欧州など各国の金融グループが資産圧縮のため非中核事業である保険会社を売却する動きが広がっており、今後の動きから目が離せない。
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