[M&A戦略と会計・税務・財務]

2013年1月号 219号

(2012/12/15)

第67回 のれんの源泉に関する一考察

 山岡 久之(プライスウォーターハウスクーパース パートナー)
  • A,B,EXコース

1.はじめに

   前月号では、無形資産を積極的に認識した場合と、のれんのみを認識した場合とでは、毎期の償却額(無形資産とのれん分の合計額)が異なってくることを検討した。当然ながら、無形資産認識前の買収価額と被買収企業の資産・負債時価評価後の純資産との差額の大きさや、この差額全体に占める識別可能無形資産の計上額の割合、当該識別可能無形資産の償却年数等により、毎期の償却額は大きな影響を受けることは明らかである。一方で、識別可能無形資産の償却年数については、のれんの償却年数に比べて議論しやすいことも明らかであろう。

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