[マーケットを読む ~今月のM&A状況~]

2013年5月号 223号

(2013/04/15)

イオンがダイエー、ピーコックストアを買収

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3月のM&A市場では、小売業界の再編が目立った。イオンがダイエーを買収するほか、食品スーパーのピーコックストアを買収する。イオンは都市部でのスーパーマーケット事業の展開を加速させる。クロスボーダーM&Aでは、三井物産と三井石油開発の共同出資会社が仏トタルの油田開発子会社を買収し、東京ガスが独立系石油・天然ガス開発のクイックシルバー・リソーシズからシェールガス開発事業の権益を取得する。そのほか、サーベラス・グループによる西武ホールディングスへのTOBが開始されたほか、韓国のサムスン電子がシャープに、米ギブソン・ギターがティアックに出資した。。

3月は183件

   3月のM&A件数は183件、前年同月比5件、2.7%減少した。マーケット別にみると、OUT-INが14件、同16.7%増となった一方、IN-INは128件、同5.2%減となった。IN-OUTは前年と同じ41件だった(表1参照)。金額は4596億8900万円、前年同月比39.6%の減少となった。1-3月の件数は457件、前年同期比3.0%減、金額は1兆1535億円、49.1%の大幅減少となった。なかでもIN-OUTの金額が6018億円、同66.1%減と落ち込みが大きかった。3月の金額上位は表2の通り。
 

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