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2014年6月号 236号
(2014/05/15)
外資による対日M&A(OUT-IN)が伸び悩んでいる。2013年は149件と、大きく落ち込んだ2012年の112件から33.0%の増加に転じたが、実態は落ち込む前の水準に回復したに過ぎず、今年も4月末までで47件、前年同期比3件、9.3%の微増で、足踏み状態が続いている。しかも近年では、日本企業側のアジア事業再構築に伴う現地資本引き揚げや合弁解消などで海外法人の売却の動きが活発化し、これがOUT-IN件数を引き上げる要因にもなっている。しかし、他方で、大手企業同士のグローバル経営統合、事業統合の動きや中堅・中小企業の技術提携、事業提携の動きなど、少しずつではあるが外資の受け入れに進展があるのも事実だ。最近の動きをまとめてみた。
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