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2025年7月号 369号

(2025/06/03)

「上場企業の売却(カーブアウト系)動向(4)」 初の年間500件超えへ。事業改革加速化

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 上場企業が子会社や事業部門を切り出し、ファンドや同業他社などへ売却する、いわゆる「カーブアウト系」の案件が増加している。1-5月期225件と、前年同期比29.3%増え、同期間で最多を更新した。このままの勢いで推移すれば、今年は2008年1年間の489件を上回り、初の500件超えは確実だ。225件の金額合計は1兆9815億円と、既に2024年1年間の金額を超えている。セブン&アイ・ホールディングス、三菱ケミカルグループ、日産自動車など、大手企業が国内外で事業売却を進めている。物言う株主による圧力やトランプ関税の影響も相まって、いよいよ事業改革が加速化し始めた。

2025年1-5月の動き

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