[Webインタビュー]
(2011/04/06)
日本プライベート・エクイティ協会の概要と活動について
協会設立の経緯と目的
――日本プライベート・エクイティ(PE)協会が設立された経緯と目的について教えてください。
「協会を設立したのは2005年8月です。設立の経緯は、PEファンド数社の代表が非公式に集まってPEを日本に根付かせるためにどうすれば良いかについての会を持ったのが始まりです。この意見交換のなかで、グローバル・スタンダードから考えると日本のファンド税制が投資家にとって著しく不公平な状態になりそうだという問題点が指摘されました。PEに対する投資家は世界中におられるわけですが、日本に海外から投資資金を集める時に税制が不公平であり、グローバル・スタンダードになっていないのは問題です。そこで、こうした問題への取り組みを契機として日本PE協会の設立に至ったわけです。
協会の目的は、日本企業の企業価値をあげることを通じて日本経済が発展するということがわれわれの願いですが、そのためにわれわれPEの活動の質を向上させるとともに、われわれの活動をよく知っていただくことです。そのために、経済産業省や金融庁等の関係省庁とのディスカッションに多くの時間を使うとともに、会員会社の活動の質を上げていくための様々な勉強会を行っています。また、一般企業におけるPEに対する理解がまだまだ十分ではないという現状を踏まえて、PEとはどのような機能を持ち、どのような活動を行っているのかということに関する広報活動も行っています」
(注)2011年6月27日開催の日本プライベート・エクイティ協会の理事会において、KKRジャパン 代表取締役社長 蓑田 秀策氏が会長に、カーライル・グループ 日本共同代表 安達 保氏及びユニゾン・キャピタル 代表取締役 江原 伸好氏が副会長に選任されました。
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