[M&Aの現場から]

2013年6月号 224号

(2013/05/15)

【アリックスパートナーズ】 世界最大規模の企業再生専門プロフェッショナルファーム

 深沢 政彦(マネージングディレクター 日本共同代表)
 野田 努(マネージングディレクター 日本共同代表)
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(左から)深沢 政彦氏、野田 努氏  アリックスパートナーズは1981年、会計士であったジェイ・アリックス氏によって米国デトロイトで設立された。82年エレクトリカル・スペシャルティーズ社において暫定経営者に指名され、同社の事業再建を成功させて事業再生のプロフェッショナル・サービスを確立した。その後、84年のデロリアン・モーター社(隠蔽された資産1億ドルを債権者のために回収)や89年のワング・ラボラトリーズ社(クライアント企業に再生を指揮する「再生チーム」モデルを導入した最初の事例)など、有力なクライアント企業を獲得、現在では北米・欧州・アジアに18 拠点、1000人のプロフェッショナルを擁する世界最大規模の企業再生専門のプロフェッショナルファームに成長した。これまで、エンロン、ゼネラル・グロース・プロパティーズ、ゼネラル・モーターズなど、米連邦破産法11条に基づく大規模案件においてリストラクチャリング・アドバイザー、あるいは暫定経営陣に任命されるという実績を持っている。

   日本支社は、アジア初の拠点として2005年に設立された。日本オフィスのスタッフは30人。「経営改善」、「企業再生・リストラクチャリング」、「財務アドバイザリー」、「情報管理サービス」の4領域のサービスを提供している。

   「当社と他のコンサルティングファームとの違いは、当社が、結果をもたらすことに情熱を傾ける経験豊富なシニアプロフェッショナルのチームがクライアントに対して直接、計画の実行まで含めたサービスを提供している点です。このようなチーム体制を敷くことで、クライアントに対して実現性の高いサービスをタイムリーに提供することが可能となっています」と語るのは、野田努マネージングディレクター・日本共同代表。

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