PwCアドバイザリー合同会社はクライアント企業のM&Aを支援する4大FASの一角。現在、社員数は約900人に増えている。PwCアドバイザリーの事業戦略や特徴・強みについて聞いた。
900人はストラテジー部門とファイナンス部門から構成される ―― PwCアドバイザリーの組織体制を教えてください。
「PwC JapanグループのメンバーファームであるPwCアドバイザリー合同会社は、クライアント企業のM&Aを支援している会社です。現在、社員数は約900人です。900人は大きくストラテジー部門とファイナンス部門から構成されます。
ストラテジー部門には、戦略、事業再生、オペレーション改革を行うチームが含まれます。一方、ファイナンス部門には、コーポレートファイナンス(CF)、財務デューデリジェンス(
DD)、バリュエーション・モデリングを行うチームが含まれています。クライアントの業界に即した専門性を提供できるよう、シニアメンバーは基本的にセクター別の体制となっています」
―― 人員はどれくらい増加しているのですか。
「5年前、2019年には600人弱でした。年率換算で約7~8%の増加率が続いています」
―― どの部門の人材が増えていますか。
■香川 彰(かがわ・あきら)
20年以上の経営コンサルディングおよびM&Aアドバイザリーの経験を融合し、ディールを通じた価値創造を支援。オペレーティングモデル改革やデジタルトランスフォーメーションを強みとし、ディール(Transact)を企業変革(Transform)につなげる。シンガポールに駐在時には、アジア地域における多数のクロスボーダープロジェクトを支援した経験を有し、近年は主にグローバルPEファンドおよび多国籍製造業の案件を手掛ける。PwC JapanグループにおけるTransact to transformの共同リーダー。早稲田大学法学部卒。