[Webマール]

(2025/07/16)

ブランズウィック・グループ、日本企業が苦手とする国際的なエンゲージメント戦略の立案・実行を支援

唐木 明子(ブランズウィック・グループ マネージング・パートナー)
宇井 理人(同 パートナー)
福岡 侑希(同 ディレクター)
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左から、福岡侑希氏、唐木明子氏、宇井理人氏

左から、福岡侑希氏、唐木明子氏、宇井理人氏

ビジネスのグローバル化に伴い、企業を取り巻くステークホルダーの数は大きく増加し、その関係性も複雑かつ動的になっている。特に企業活動に大きな影響を及ぼすような危機対応、政策・規制・地政学リスク対応、資本市場(アクティビスト・M&A)対応においては、海外のステークホルダーとの丁寧なコミュニケーションが不可欠となっている。企業における戦略的なステークホルダー対応(エンゲージメント)の重要性と実務の状況について、ブランズウィック・グループの唐木明子氏、宇井理人氏、福岡侑希氏に聞いた。
重要性を増す国際的なステークホルダー対応

―― ブランズウィック・グループは、エンゲージメント・アドバイザーとして、どのようなサービスを提供しているのでしょうか。

唐木 「ブランズウィック・グループは1987年に英国で創業したコンサルティング・ファームです。世界19か国に27のオフィスを展開しており、約1500名のエキスパートを擁しています。東京オフィスは2020年に開設し、陣容を拡充してきています。我々は、企業のステークホルダー対応を支援するエンゲージメント・アドバイザーとして、大きく分けると、①危機対応、②政策・規制・地政学リスク対応、③資本市場(アクティビスト・M&A)対応の3分野でサービスを提供しています」

―― 危機対応の局面では、どのような支援を行っているのですか。



■唐木 明子(からき・あきこ)
ブランズウィック・グループ マネージング・パートナー
プロフェッショナル・サービスの領域で豊富な経験を持つ戦略アドバイザー。約20年にわたり、さまざまな業界の企業の最重要課題について助言を行う。当社参画前は、PwCコンサルティング合同会社(Strategy&)のパートナーとして企業の戦略構築支援に従事し、PwC ジャパンおよびAPACのOversight Board Memberを歴任。Strategy&参画前は、マッキンゼー・アンド・カンパニーにおいてチームをリード。また、J.P.モルガンおよびクレディ・アグリコル・グループにおいて社内弁護士およびコンプライアンス部門のリーダーとして活動。東京大学で学士号(法学)、コロンビア大学で修士号(法学)を取得。米国ニューヨーク州弁護士資格保有。

■宇井 理人(うい・まさと)
ブランズウィック・グループ パートナー
グローバル市場で重要局面に直面する日本企業や日本で活動する多国籍企業に対して、多様な課題について助言を提供。当社参画前は、PayPal Japanの政策渉外活動を管掌。日本銀行では、金融政策、金融市場、金融・決済システム等を担当。財務省主計局に出向し、経済産業省予算の査定も経験。東京大学で学士号(法学)、ペンシルベニア大学で修士号(法学)を取得。米国ニューヨーク州弁護士資格保有。

■福岡 侑希(ふくおか・ゆうき)
ブランズウィック・グループ ディレクター
ブランズウィック・グループ日本法人において、日本企業に対する戦略的投資家エンゲージメントの支援を統括する。有力アクティビストを含む海外投資家とのエンゲージメント支援を数多く手掛けている。当社参画前は、日系総合商社や米大手ヘッジファンドの調査部門において、投資対象国のマクロ環境調査や投資前デュー・デリジェンス、ステークホルダー・エンゲージメント等を担当した。その他、外務省におけるインテリジェンス業務に従事した経験もある。

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