日本のPEファンドによるM&A(IN-IN:形態:買収、事業譲渡)が活発化している。1-10月期112件と、前年同期の76件から47.4%の大幅増加となった。すでに2021年1年間の103件を超えている。112件中、オーナーや経営者から株式や事業を取得する、いわゆる「事業承継案件」が67件で6割を占める。近年は事業再生・再構築の担い手に加え、事業承継の受け皿として、存在感が高まっている。足元では地銀傘下のファンドの動きも目立ってきた。案件数はこの25年で1000件以上積み上がっており、今後は、エグジットの動向にも注目が集りそうだ。2022年10月の動き