日本企業に対する投資会社のM&Aのうち、経営権を取得して企業や事業を経営改善、再生する「
バイアウト系」(形態が買収、事業譲渡の案件)は2024年1年間で205件と、前年の152件から34.9%増加した。
IN-IN(国内系ファンドによる投資)が活発化し、これまでの最多を更新した。205件中、オーナーや経営者から株式や事業を取得する「事業承継案件」が107件と、5割を超えている。他方、金額は1兆9523億円で、
OUT-IN(外資系ファンドによる投資)の大型案件が引き続き目立つ。投資回収の動きも活発化してきており、日本のM&A市場でのファンドの存在感がさらに高まっている。
2024年12月の動き 12月は23件あった。