M&Aにおけるバイアウトとは、広義には企業や事業の経営権を取得すること(企業買収)をいう。バイアウトの意味は使われる文脈によって意味が異なる場合がある。
狭義には、主として
プライベート・エクイティ・ファンド(PEファンド)が、企業の経営権を取得する企業買収(上場企業の非公開化を含む)の意味で用いられる。そのような企業買収専門ファンドを特にバイアウト・ファンドということもある。バイアウト市場、バイアウト・ファイナンスは、それぞれバイアウト・ファンドが買収する取引市場、バイアウト・ファンドが対象企業を買収する際の資金調達をいう。
バイアウト・ファンドによる企業買収は、多くの場合
レバレッジド・バイアウト(LBO)という取引形態が用いられる。これは、買収先の企業の資産や将来キャッシュフローを返済原資として借入を調達して買収する手法である。
なお、バイアウト・ファンドによる企業買収について、その共同出資者の属性で呼称・分類することがある。主な場合は以下のとおりである。
更新日:2023年05月29日
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[対談・座談会]
2023年05月08日(月)
買収ファイナンス
PEファンド
銀行
ESG
【出席者】
林 竜也(ユニゾン・キャピタル 代表)
後藤 玲央(同 ディレクター)
加藤 晶弘(三菱UFJ銀行 ソリューションプロダクツ部 部長)
美濃部 裕(同 M&Aファイナンス第2グループ 上席調査役)
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