[マールインタビュー]

2010年4月号 186号

(2010/03/15)

No.120 伝統継ぐデリバティブと新興市場を強化し、世界競争に立ち向かう--大阪証券取引所 米田 道生 社長--

大阪証券取引所 米田道生社長
  • A,B,EXコース

1949年生まれ。60歳

73年 京都大学法学部卒
同年 日本銀行入行
95年 同行秋田支店長
98年 同行札幌支店長
2000年 大阪証券取引所常務理事
01年 同社常務取締役
02年 同社専務取締役
03年 同社代表取締役社長  
 
JASDAQとヘラクレスが統合

――どんな市場になるのですか。

「この秋に、JASDAQとヘラクレスが一つになり、約千社が上場する日本最大の新興市場になります。名称はJASDAQ市場です。新しい産業や地域を支えている中堅・中小企業のための市場です。信頼性、革新性、地域性・国際性の三つがコンセプトです。信頼性ですが、これは市場として当たり前のことです。一番目に挙げること自体、恥ずべきことですが、過去、新興市場でいろんな問題が起き、投資家を裏切り、信頼を失くしてしまいました。その反省に立っています。今後は上場後の管理も厳格にし、上場企業としての適格性を失った企業は速やかに上場廃止をします。革新性ですが、まず上場する企業の革新性です。時代を先取りするような技術、ビジネスモデルを持つ企業です。さらに市場運営も革新的にやっていきます。様々な思い切った施策を打っていきます」

 

 
 

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