[Webインタビュー]
(2015/08/05)
日本政策投資銀行(以下「DBJ」)は、M&Aにおいて社会的価値・資本を創出した優れたディールを表彰する「ソーシャルM&Aアワード」を創設し、警備業務を主軸に事業を展開している綜合警備保障(以下「ALSOK」)に対し「大賞」を、また、中部圏で医療機器卸業を営む八神製作所に対し「特別賞」をそれぞれ授与した。
本アワードは、「環境格付」融資などにより培った手法(*)を活用して、DBJが独自に開発した評価システムによって、社会的価値・資本の創出に優れたM&Aディールを選定し表彰するもの。この表彰によって、これまで経済的価値の追求のみが強調されてきた感のあるM&Aが、資本とビジネスの構成を変革することで社会的な価値を創出する有力な事業手法となり得ることを証明し、さらに社会的により優れたM&A(ソーシャルM&A)の普及促進を図ろうとするのが狙いである。
そこで、DBJの山本貴之企業戦略部長に第1回の「大賞」を受賞したALSOKの授賞理由を伺うとともに、ALSOKの穂苅裕久常務にM&Aを活用した同社の成長戦略について聞いた。
高齢化社会で先進的なM&Aをリード
―― まず、DBJの山本部長から、第1回ソーシャルM&A大賞をALSOKに授与された理由についてお聞かせください。
山本 「今、社会的に大きな課題となっているのが、高齢化への対応と…
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