[マールレポート ~企業ケーススタディ~]

2010年8月号 190号

(2010/07/15)

塩野義製薬から独立、東京海上キャピタルのもとで医薬品製造受託業界のリーディングカンパニーを目指す武州製薬

武州製薬 東京海上キャピタル
  • A,B,EXコース

 二〇〇五年の改正薬事法施行を契機に可能となった製造工程の全面委託でビジネスチャンス拡大

 唯一のCMO専業メーカー

 
塩野義製薬は今年三月末、同社の一〇〇%子会社・武州製薬の全株式を東京海上キャピタルが運営する投資事業有限責任組合が保有する買収受皿会社「TMCBUYOUT1」に売却した。
武州製薬は、一九八一年に操業を開始したサンド薬品(現在のノバルティスファーマ)の日本における医薬品製造拠点(本社工場、埼玉県川越市)を基盤に、塩野義の医薬品製造技術を融合する形で九八年八月に発足した医薬品製造受託(CMO)会社。一〇年三月期の売上高は九九億円。国内のCMO市場では、トップシェアのニプロファーマに次ぐ売り上げ規模だが、専業メーカーとしては日本唯一の存在である。

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