[M&Aの現場から]
2014年1月号 231号
(2013/12/15)
日本プライベートエクイティ(JPE)は、2000年10月に設立された中堅・中小企業のMBO(Management Buy Out)に特化した独立系のファンド運営会社である。現在の大株主は、日本M&Aセンター36.1%、日本政策投資銀行35.6%、日本アジア投資20.8%となっている。
「MBOは大企業ばかりでなく、中堅・中小企業においても経営手法の1つとして確実に広がりつつあります。後継者問題を抱えるオーナー企業の事業承継や親会社の事業再編に伴う子会社の分離独立にあたっても幅広く活用されるようになりました。しかし、中小企業には過去のしがらみや独特の企業文化、価値観があり、それを理解できるパートナーが不可欠です。当社はそうした企業文化や価値観を共有できる数少ないファンドとして、またパートナーとしてMBOの実現と価値向上の支援を行っています。オーナー経営者にとっては、MBOやM&Aによって“会社を売る”のではなく、“事業を託したい”という気持ちが強いと思いますが、弊社は当該会社を買収するのではなく、継承するという姿勢で臨んでいます。したがって、当社が運用するファンドは“買収ファンド”ではなく、オーナーから大切な事業を受け継ぎ、社員の方々と一緒になって企業価値を高め、自立を促し、次の時代へとつなぎ、残していくという“継承ファンド”でありたいと考えています」と語るのは、JPEの法田真一社長。
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