[Webインタビュー]

(2015/06/03)

【第55回】【東日興産】東京海上キャピタルと組んで新たな成長を目指す創業家3代目、若き社長の決断

 鶴岡 耕平(東日興産 代表取締役社長)
 松本 茂(東京海上キャピタル パートナー)
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東京海上キャピタルが運営する投資ファンド(TMCAP2011投資事業有限責任組合)が、2014年12月、建設機械・農業部品を扱う専門商社で ある東日興産グループの過半数の株式を取得した。そこには、PEファンドと一緒に新たな成長ステージを目指そうという、若き3代目・鶴岡耕平社長の決断が あった。


3代目社長の改革

―― 東日興産は1957年の創業ですから、今年で58年目になりますね。

鶴岡 「当社は、ショベルカーやブルドーザーといった建設機械の部品をメインに扱っている専門商社です。2006年から農業機械部品の販売も開始していまして、新しいマーケットの開拓に力を入れています」

―― 創業されたのが祖父の清太郎氏で、鶴岡社長は3代目になるわけですが、お若いですね。

鶴岡 「40歳になりました」

―― 大学を出てすぐに東日興産に入られたのですか。

鶴岡 「いえ、大学卒業後、富士ゼロックスに入ってOA機器の営業をしていました。父からは、他の会社を見ずにうちの会社には入るなという教育を受けていましたし、自分自身も当時は父の会社に入るという気持ちはなかったのです」

―― お父様から、東日興産に入るようにと言われたのは?

鶴岡 「28歳の時ですね。その時も、特に父の跡を継ぐというような深い考えは持っていませんでしたね」

―― 入った後はどのような部署を経験されたのですか。

鶴岡 「半年ぐらい東京で全般的な仕事の流れを勉強した後、福岡営業所に行きました。地方の営業の現場で汗を流せということだったと思います。その後、06年に購買部長となりました」

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