[M&Aスクランブル]

(2022/03/03)

日本企業の上場の意義を問う活況のMBO~急増と同時に失敗案件も増加

村松 健(SBI金融経済研究所 事務局次長)
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 MBO(Management Buy Out)とは、企業の経営陣が、自社の株式や一部の事業部門を買収し、独立することであり、M&Aの一類型として位置づけられるものだ。2021年に日本で実施されたMBOによる非上場化案件は19件と、21件であった2011年に迫る高水準となった(図表)。一方、MBOの失敗案件も4件発生している。日本におけるMBOの失敗案件は2020年までで6件しか発生しておらず(いずれもレコフデータ調べ)、異例の状況と言えそうだ。

 本稿では、MBOの活況の背景について整理した上、失敗案件増加の理由についても触れたい。
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■ 筆者履歴

松村 健

村松 健(むらまつ・けん)
1996年慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。富山支店、業務部、証券部、広島営業部、みずほ証券等で勤務。2021年11月より現職。著書に、『銀行実務詳説 証券』、『NISAではじめる「負けない投資」の教科書』、『中国債券取引の実務』(全て共著)がある。論文寄稿、セミナー等多数。日本財務管理学会、日本信用格付学会所属。

・SBI金融経済研究所
 https://sbiferi.co.jp/

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