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[【企業変革】TSR戦略とESG~どのようにESGを企業価値向上につなげるか(ボストン コンサルティング グループ)]

(2021/09/08)

【第3回】企業はESGにどのように取り組むべきか

―― 国内外の先端的な取り組みの紹介を交えて

加来 一郎(ボストン コンサルティング グループ マネージング・ディレクター&シニア・パートナー)
坂上 隆二(ボストン コンサルティング グループ パートナー&アソシエイト・ディレクター )
グレゴリー・ライス(ボストン コンサルティング グループ パートナー&ディレクター)
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当初第3回「企業はESGにどのように取り組むべきか」、第4回「国内外の先端的な取り組み事例の紹介」を予定しておりましたが、都合により第3回と第4回を統合しております。したがって本連載は当初の全5回から全4回に変更となっています。

編集部


 前回(連載第2回)は、ESGへの取り組みが企業価値もしくはTSR(株主総利回り)の向上につながるケースが増えている状況を概観し、その実現のために押さえるべきポイントについて紹介した。連載第3回となる今回は、企業価値向上という観点から、「ESGに対してどのように取り組むべきか」について国内外における先端事例も交えて紹介していきたい。

 「ESGに取り組む」といっても、そもそも何から取り組むべきかに悩まれている企業も多いのではないだろうか。ESGに含まれる項目が、環境・社会・ガバナンスと幅広いことに加え、その中で何に・どの程度取り組めばよいのか、またそれを投資家に対してどのようにアピールすればよいのか、多くの企業が模索している。これらは「共通解」がない問題ではあるが、私たちの経験では、ESGへの取り組みを企業価値の向上につなげる上では、5つのポイントが重要であると考えている。

①自社にとっての重要性(マテリアリティ)を踏まえ取り組む領域を明確化する

②取り組む領域において野心的な目標とマイルストンを設定する

③自社に閉じずにパートナーを巻き込んで取り組む

④ESGへの取り組みを組織全体に組み込む

⑤ESGへの取り組みを財務インパクトと紐づけて投資家に訴えかける

以下、順番に事例を交えて見ていこう。...

■ ボストン コンサルティング グループ(BCG)

■ 筆者略歴

加来 一郎(かく・いちろう)
ボストン コンサルティング グループ (BCG) 東京オフィス シニア・パートナー&マネージング・ディレクター。

慶応義塾大学経済学部卒業。住友商事、外資系コンサルティングファーム、PEファンドを経てBCGに入社。BCGプリンシパルインベスター&プライベートエクイティグループのアジア・パシフィック地区リーダー、同コーポレートファイナンス&ストラテジーグループのコアメンバー。戦略策定・買収プロセス・買収後の価値創出を約20年にわたり支援。

坂上 隆二
(さかうえ・りゅうじ) 

ボストン コンサルティング グループ (BCG) 東京オフィス パートナー&アソシエイト・ディレクター。京都大学法学部卒業。パリ第二大学国際関係学修士、仏国立行政学院(ENA)国際行政課程修了。外務省を経てBCGに入社。BCGコーポレートファイナンス&ストラテジーグループおよび同プリンシパルインベスター&プライベートエクイティグループのコアメンバー。企業価値向上に向けた戦略策定やM&A/PMIの実行を支援。



Gregory Rice
(グレゴリー・ライス) 

ボストン コンサルティング グループ (BCG) ニューヨーク・オフィス パートナー&ディレクター。ヴァンダービルト大学経済学部卒業。BCGコーポレートファイナンス&ストラテジーグループのコアメンバー。アクティビスト対応および企業価値向上支援のエキスパート。 投資銀行およびヘッジファンドで30年を超える経験を積んだのち、BCGに入社。

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Jody Foldesy(同ロサンゼルス・オフィス パートナー&マネージング・ディレクター)
Gregory Rice(同ニューヨーク・オフィス ディレクター)

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