建設業界のM&Aは1-7月期95件と、前年同期の111件から14.4%減少した。95件中、
IN-IN(国内再編)が81件と、前年同期の99件から18.2%減少したためだ。95件中、上場企業が買い手(当事者1)、未上場企業が売り手(当事者2)の組み合わせが44件で46.3%を占める。事業承継問題や人手不足などを背景に、中堅・中小企業が大手企業の傘下に入るケースは引き続き多い。上場企業が売り手となるケースでは、「
物言う株主」の動きが活発だ。
TOB提案などを通じて事業変革を促すなど、その要求は強まってきており、こういった動きが業界再編の呼び水となるか注目される。
2023年1-7月の動き 1-7月期95件のマーケット別内訳は