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(2025/06/16)

日本発のグローバルファームとして、インオーガニック戦略の一貫支援体制を強化

嶋村 貴史(アビームコンサルティング 財務戦略・構造改革戦略ユニット長)
嶋村 貴史氏
嶋村 貴史氏
日本発のグローバルファームとして長年にわたり、日本企業の成長を支えてきたアビームコンサルティング株式会社。同社は経営戦略の立案からビジネスオペレーションまでを一貫して提供するコンサルティングサービスを強みとし、クライアントのビジネス変革に伴走している。
2024年、企業成長の重要なテーマであるインオーガニック戦略の支援を通じクライアント企業の事業成長に貢献していくため、「財務戦略・構造改革戦略ユニット」を新設した。
アビームコンサルティングでは、今後どういった価値をクライアントに提供していくのか。財務戦略・構造改革戦略ユニット長の嶋村貴史氏にインタビューを行った。

M&Aは企業成長に不可欠なテーマ

―― アビームコンサルティングの「財務戦略・構造改革戦略ユニット」とはどのような組織でしょうか?

 我々は、まずクライアントの成長戦略・事業戦略を共に描き、必要なテーマを設定することから始めます。

 そして事業戦略としてインオーガニック戦略が求められる場合には、M&A戦略策定や、PMIの計画・実行などの支援を行っています。また、PMI(Post-Merger Integration)後にさらに企業を成長させるための構造改革テーマ(営業改革、コスト改善、BPR、組織改革など)の推進も支援するプロフェッショナルチームです。

―― なぜ今M&A領域を強化しているのですか? 

 クライアントの価値創出サイクルを加速させることがアビームコンサルティングの役割です。その価値創出サイクルを加速させていくためには、クライアントが成長するために必要なテーマ全てに面で対応していくことが必要です。

 近年、M&Aは企業価値向上に向けた重要な手段となりつつあることから、クライアントの成長に必要不可欠なテーマとして強化を図っています。

―― クライアントに対してどのような支援が可能ですか?

 これまでもさまざまなクライアントにM&A関連のコンサルティングを実施してきました。このたび新たに「財務戦略・構造改革戦略ユニット」を組織として立ち上げ、M&A専門人材の集約や、海外税務対応企業との提携を強化することで、提供サービスの品質向上はもちろん、M&Aにおける一貫した支援体制の強化を図っています。

 また、外部からのケイパビリティの強化に留まらず、組織としても5年後には数百名規模の体制構築を目指しており、クライアントの事業成長を全面的に支援します。

独自性と優位性に基づく価値をクライアントに提供

嶋村 貴史氏
―― アビームコンサルティングだから提供できる価値とは何ですか?

 以下の4点が挙げられます。

 1. 戦略からトランスフォーメーションまで一貫支援

 例えば戦略、トランザクション、PMI、トランスフォーメーションといったM&Aのライフサイクルごとに別会社や別組織を設けているコンサルティングファームの場合、組織間の連携に一定のハードルが存在します。しかし、アビームコンサルティングでは、戦略立案から変革実行までのM&Aのライフサイクル全体を1つの組織でシームレスに支援します。同じ組織のメンバーが複数の機能を担うことにより、戦略から統合、その先の変革実行まで一貫性を保ったまま最後までご支援することができます。

 また、アビームコンサルティングは戦略立案を単なる「理想論」とせず、実現可能性を重視した将来の「あるべき姿」を明確に策定し、それを基盤に具体的な施策立案と実行支援を行います。「あるべき姿」からバックキャスティングのアプローチを用いてDay1の定義を行うことで、「Safe Day1*」の実現だけでなく、その後の変革に向けたモメンタムを維持するための重要なマイルストーンとしてDay1を位置付け、持続可能な成長へとつなげていくことに大きな特長があります。
*Safe Day1:M&A対象となる会社の事業を止めることなく、従業員や顧客に悪影響がないDay1をむかえること
 2. ITおよびオペレーション変革への圧倒的な優位性

 アビームコンサルティング全体の強みの1つとして「IT・オペレーション変革」があります。SAPをはじめとする基幹システム導入において日本国内でも屈指の実績を持ち、オペレーションや業務、ITシステムの変革に関する業界や個社別の豊富なベストプラクティス(Industry Framework ®)を保有しています。

 これにより、M&Aにおける課題の1つであるオペレーション・IT領域、特にオペレーションデューデリジェンス(ODD)、ITデューデリジェンス(ITDD)、およびPMI時のオペレーションIT統合において、他社と比較してもより付加価値の高いサービス提供が可能です。

 また、カーブアウトにおいても、この実績と知見に基づき、スタンドアローンリスクの精緻な洗い出しやスタンドアローンコストの正確な計算が可能となり、「Safe Day1」の実現に向けたリスクを最小化します。

 3. 日本主導のグローバル品質管理

 アビームコンサルティングは日本に本社を置くグローバルファームです。海外案件においても日本主導でプロジェクトを管理し、品質を担保できる体制にあることも大きな特徴の1つです。

 日本企業・業界に精通したコンサルタントが日本本社から派遣される、または日本人駐在員が現地メンバーと共にプロジェクトを推進することで、一貫した品質管理と現地対応力を実現します。現地任せのアプローチとは異なり、日本で培った高い基準を維持しつつ、現地で得た知見も最大限に活用することで、海外でも日本国内と同等の品質でサービスを提供することが可能です。

 4. 日本企業特有の文化や商習慣への理解

 日本発のコンサルティングファームとして、日本企業特有の文化や商習慣を深く理解しています。複雑で繊細な交渉や対立が発生しやすいM&A案件において、ステークホルダー間の関係性維持に向けた現実的かつ効果的なコミュニケーションを支援できる点も我々の大きな強みの1つです。

 画一的なフレームワークに依存しない、クライアントの文化や従業員の心情を考慮した柔軟なコミュニケーション計画を策定・実行することで、クライアントと一体となり、円滑な関係構築とトランザクションの成功を実現するための最適なパートナーとしてご支援することが可能です。

日本企業の変革を強力に支援

嶋村 貴史氏
―― 将来的な展望を教えて下さい。

 これまで以上にアビームコンサルティングが変革のパートナーとして選ばれ続けるためには、クライアントが求めるM&A領域においても企業価値最大化の支援強化が不可欠です。我々は、M&A領域の最前線を担うコアチームとして、日本企業の変革を力強く後押ししていきます。

 そして、クライアントの変革にはM&Aの実行だけでなく、PMIやトランスフォーメーションを含む一貫した戦略の推進が重要です。我々は、M&Aアドバイザリーのみならず、戦略策定から統合後の成長シナリオまで包括的に支援することで、企業価値の最大化へ貢献します。

 また、M&Aには複雑な課題が伴うため、戦略・オペレーション・テクノロジーなど社内のエキスパートを柔軟に編成し、最適なチーム体制を整えて対応します。法務・税務の領域では、国内外のアライアンスパートナーと連携し、実効性の高いアドバイザリーを提供します。

 今後、デジタル技術の進化やグローバル市場の変化に伴い、M&A戦略も新たなフェーズへと移行していきます。アビームコンサルティングは、データアナリティクスやAIを活用したデューデリジェンスの高度化、クロスボーダーM&Aのさらなる強化など、次世代のM&A支援モデルを構築し、クライアントの変革を支えるパートナーとして進化を続けていきます。

■嶋村 貴史(しまむら・たかふみ)
外資系コンサルティングファームを経て、アビームコンサルティング入社。
戦略ビジネスユニットのプリンシパル、Global Strategy & Operationのリーダーを歴任。現在は、財務戦略・構造改革ユニット長として国内外のM&A戦略、トランザクション、PMIから構造改革までを担う。専門領域はM&A / PMI、構造改革業務改革、特にクロスボーダーにおける実務に強みを持つ。

アビームコンサルティング

https://www.abeam.com/jp/ja/trend/MergersandAcquisitions/
https://www.abeam.com/jp/ja/

アビームコンサルティングは、アジアを中心とした海外ネットワークを通じ、それぞれの国や地域に即したグローバル・サービスを提供している総合マネジメントコンサルティングファームです。戦略、BPR、IT、組織・人事、アウトソーシングなどの専門知識と、豊富な経験を持つ約8,800名のプロフェッショナルを有し、金融、製造、流通、エネルギー、情報通信、パブリックなどの分野を担う企業、組織に対し幅広いコンサルティングサービスを提供しています。アビームコンサルティングは、企業や組織とともに新たな未来を共創し、確かな変革に導く創造的パートナーとして、企業や社会の変革に貢献します。


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