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[特集・特別インタビュー]

2014年5月号 235号

(2014/04/15)

共和薬品工業――インド、ルピン社の傘下で成長を目指すジェネリック医薬品企業

 角田 礼昭(共和薬品工業 代表取締役社長)
 渡邉 健二(同 監査役)

左から角田 礼昭氏、渡邉 健二氏

  中堅ジェネリック医薬品(以下GE)メーカーの共和薬品工業(大阪:以下共和薬品)が、インドのルピン社(ムンバイ)と資本提携したのは2007年10月のことである。インド系企業による日本のGEメーカーの買収は、ザイダスグループによる日本ユニバーサル薬品の買収に続き2社目だった。共和薬品は1954年1月の創業。自社ブランド「アメル」で知られ、精神科・神経内科領域の製剤(催眠鎮静剤、抗不安剤、抗うつ剤、抗てんかん剤、抗パーキンソン剤、精神神経用剤など)が販売品目の約4割を占める精神科・神経内科領域に特化したGEメーカーだ。

  同社は98年、ベーリンガー・マンハイム社のGE全品目の営業権取得によって精神科製品群を拡充し、01年のバイエル社のオスポロット錠の製造承認および営業権の取得によってブランドGEビジネスに本格参入した。その後も03年に宇治製薬製品の営業権を取得、04年エムジーファーマ製品の販売権を取得と積極的な提携事業により拡大を図ってきた。ルピン社との関係は05年7月の協力契約締結にはじまった。その後、07年10月には資本提携へと関係を強化し、ルピン社が共和薬品の株式の過半数を取得、08年11月にはルピン社の完全子会社となった。共和薬品にとってルピン社との出会いはまさに「運命的」なものだったと言う。当時の共和薬品社長であった渡邉健二氏(現監査役)と現社長の角田礼昭(つのだ・のりあき)氏に聞いた。

ルピン社との出会いとグループ入りの決断

渡邉「1954年創業当初はOTC(一般用)医薬品を手掛けていたのですが、創業者の一人杉浦好雄氏が糖衣の加工技術を持っていたので、1960年台後半から大手製薬メーカーの糖衣錠の加工事業に乗り出し、続いて、GE医薬品分野に参入しました。三代目社長の杉浦好昭氏になり、1980年台半ばから海外との提携事業に関して積極的に展開し、その一環として1998年ベーリンガー・マンハイムのGE全品目の営業権を取得するなど、GE業界の中でもグローバルな感覚を持った経営者でした。会長時代には医薬工業協議会(現日本ジェネリック製薬協会)会長も務め、世界の医薬品市場でGE使用の流れが勢いを増していく中で、これからの日本の医療もGEが重要な役割を占めるようになるということを確信していました。当時はまだ売上高が100億円に満たなかったのですが、『日本市場でNo.1のGE企業になること』をビジョンに持ち、『早く500億円、1000億円規模にならないと生き残れず、企業としての存在価値がない』と言っておりました。そのためには生産・研究開発設備や研究開発への多大な投資が必要となりますが、自力では難しい。それを実現するためには外部企業との提携が不可欠だという考えを持つようになったのだと思います。その提携先としては、資本力、開発力と低コストでの生産力があり、グローバルに事業を展開して世界にネットワークを有する企業が理想だということで手を組む相手を探している中で、ルピン社が浮上してきたのです」

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