[M&Aスクランブル]

(2011/11/22)

オリンパスのM&A戦略とBCGマトリクス

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 バブル崩壊によって生じた投資損失を1990年代から先送りしてきたオリンパスが、その含み損の解消のためにM&A取引を悪用したことは誠に残念だ。具体的には、Gyrus Group PLC(ジャイラス)の買収におけるアドバイザーへの法外な報酬やM&Aスキームの中に紛れ込ませた優先株の高額買い取り、国内新事業3社(アルティス、NEWS CHEF、ヒューマラボ)の買収における企業(株式)価値の過大評価による高値買い取りといった手法だ。過去にも、ライブドアが実体の無い会社の株式価値を過大に見積もって株式交換により買収し、発行した新株の売却益を粉飾決算に使ったことがあったが、今回のオリンパスの事例のスケールは桁違いだ。個別企業の問題として・・・

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