[M&Aトピックス]

(2021/10/08)

M&A支援機関の登録制度、登録状況の最終結果を公表

 中小企業庁は2021年10月7日、M&A支援機関登録制度に登録されたファイナンシャルアドバイザー(FA)および仲介業者を最終公表した。2021年8月24日から9月21日までの登録申請期間を通じて登録された支援機関は2000件を上回っており、これら登録支援機関の活用に係る費用は、令和3年度当初予算事業承継・引継ぎ補助金(専門家活用型)での補助対象となる。

 最終的に登録されたFAおよび仲介業者は全2253件であり、このうち法人が1684件と4分の3を占め、個人事業主が4分の1の569件となっている。また、M&A支援機関の種類別では、M&A専門業者の仲介が539件、FAが391件と4割強をM&A専門業者が占めている。このほか税理士505件(22.4%)、公認会計士231件(10.3%)、地方銀行75件(3.3%)と続いている。

 なお、M&A支援業務の専従者数では、「0~2人」が7割近くを占めており、設立年代別では、設立から2年未満の「2020年代」が4割強を占めるなど、近年に設立された小規模のM&A支援機関が登録の中心となっている。

 登録制度に関する今後の予定としては、登録されたFAや仲介業者の検索が可能なデータベースについて10月上中旬頃を目途に公表する予定である。

■ 中小企業庁 M&A支援機関登録制度に係る登録ファイナンシャルアドバイザー及び仲介業者の最終公表について

2021年10月18日追記:

 2021年10月7日に公表された「M&A支援機関登録制度に係る登録ファイナンシャルアドバイザー及び仲介業者の最終公表について」のリリース内容に関して、10月15日に更新があり、登録件数、登録者一覧が修正された。

 この結果、最終的に登録されたFAおよび仲介業者は全2278件となり、このうち、法人が1700件、個人事業主が578件となった。

 また、同日より、M&A支援機関登録制度事務局ホームページにおいて、登録FAおよび仲介業者の検索が可能なデータベースが利用可能となったことが、併せて公表された。

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